実施日 | 2020年01月22日(水) |
担当者 | 地区ローターアクト代表 冨永里紗 |
国際協議会は全世界のガバナーエレクト達がガバナーになる為の研修会を行うもので、近年のRI会長のローターアクターへ期待する流れと、今年度RI会長のマローニーさんの決定で、昨年度から全世界のローターアクターへ募集を募り、この協議会に招待して頂ける様になりました。実は昨年度も当地区から地区ローターアクト代表の中尾君(甲府南RAC)が招待されています。
第二回目となる今回は、応募に「2019-20年度に地区ローターアクト代表か地区ローターアクト代表エレクト」という条件があり、安間ガバナーを初めとする地区役員の皆様、次年度地区役員の皆様、そして提唱ロータリークラブの皆様が後押しして下さり、私が応募させて頂いた所、招待して頂く事が出来ました。
昨年度と同じ地区から選ばれるとは本当に思っていなかったので、大変驚きました。
応募総数は全世界で400名、内招待されたのは20以上の国から60名、内日本人は4名でした。
私達ローターアクターが出席したのは主に本会議と分科会(ローターアクターだけのもの、日本のガバナーエレクトと日本のローターアクターとのもの、世界のガバナーエレクトとローターアクターとのもの)でした。
会議・分科会は6か国語での同時通訳があり内容の理解に苦労はありませんでしたが、日本語訳を聞いている内に質問の時間が終わってしまったり、聞く事に集中してメモを取れなかったり、同時通訳が無い会議以外での英語での交流・親睦が上手く行えなかったり、過去アジアのローターアクトのイベントはそれなりに参加出来ていたと思っていた自分の、世界に出た時の無力さを改めて感じました。
日本人以外のアクターは全員英語を話す事が出来、母国語で発表しなければならない分科会を除いては同時通訳を使っている人は殆ど居ませんでした。
日本人とその他のアクターでは、この協議会中に得られたものに大変な差が生まれてしまっただろと感じました。
日本を代表してこの場に来させて頂いたのに、自分の力が無くてとても申し訳なく思いました。
本会議・分科会では「革新的な」とか「戦略的な」とか、言っている内容は理解してるし将来は明るいなぁという気分になるのですが、これらを踏まえて私の地区やクラブにどう伝えて動いてもらえば良いのだろうか、そもそもこういう話は通じるだろうか、と部屋に戻った時に毎晩悩みました。
ここで学んだ事を卓話や報告書で一気に伝えてしまい、しつこがられたり悲観されたりする場面を想像しました。展開していくのはレベルを見て慎重に行う必要があると思いました。
本会議の中で、というかこの協議会の中で一番印象に残っている事に「M&Msが無ければ会員増強が出来ない」という話があります。
「M&Ms」とは「Make Membership Memorable」で、直訳すると「会員になっているという事を思い出深いものにする」、つまり「会員になっているメリット、楽しさ、魅力を既存会員が感じなければ会員増強が出来ない」という事です。
これは私の「会員増強は『既存会員ファースト』で行わなければならない」という考えに通ずるものがあり大変共感しました。
協議会以外では、観光をする時間は無かったのですが夜に現地のローターアクトクラブ主催のタコスパーティー等もあり、事前にオンラインでチケットを買っていたのでそれにも参加してみました。様々国のローターアクターと挨拶が出来、沢山のピンバッジやお菓子、名刺を貰いました。
日本のアクターやいつも*APRRCや*三カ国交流会で会うアジアのアクターが居たから今回3日間行って来れたと感じています。
「何かを得たか」と聞かれれば「悩みが増えた」と答えてしまうかも知れないのですが、この様な機会を頂けた事でプライベートもローターアクトの事も気づけた事が沢山あります。
上手く消化して行ける様今はとにかくこの記憶を書き留めて、誰かの役に立ちたいと思いました。
各ロータリークラブでの卓話の他、地区のローターアクトのFacebookでの報告、ロータリーの友4月号(予定)等でも報告がありますので見て頂けたら幸いです。
この度はこの様な貴重な機会に参加させていただきありがとうございました。
*APRRC・・・Asia Pacific Regional Rotaract Conference(アジア環太平洋地域ローターアクト会議)
*三カ国交流会・・・日台韓三カ国交流会