ハイライトよねやま259号


★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 259号 ★  2021年10月13日発行
::今月のトピックス::
・米山月間の由来
・動画で理解促進を ― YouTubeページのご案内 ―
・寄付金速報 ― 米山月間へご協力ください ―
・道路のゴミ拾いで再始動 ― 第2770地区学友会 ―
・大学学長に就任した米山学友

《今月のピックアップ記事》
大学学長に就任した米山学友
現在、京都精華大学の学長を務める米山学友のウスビ・サコさん(マリ/1992-94/京都北RC、現在同クラブ会員)。
高校卒業後、中国の北京語言大学、南京東南大学を経て来日した経歴の持ち主で、専門は空間人類学。2001年に同大教員として着任し、2018年4月より学長に就任しました。
最近は、著書や新聞寄稿、ニュース番組のコメンテーターとして、日本社会や若者へ多様性や共生の在り方を問うメッセージを発信しています。

今年6月24日の日経新聞「交遊抄」で、ウスビ・サコさんの寄稿が掲載されました。
タイトルは「低姿勢な父」。
父とは、ウスビ・サコさんの奨学生時代のカウンセラー、小野内会員のことです。

「お金をもらいにクラブに行くと“世話人”なる男性が現れた。
家まで送ると言い、車の後部座席のドアを開けてくれる。
この奨学金は運転手までつくのかと感心した」。
後に日本人女性と結婚する際も、小野内会員が実父かのように口添えしてくれたエピソードを経て、「マリでは企業の重役は車の後部座席のドアを開けたりはしない。
でも、地元の名士である小野内さんは院生の私にそうしてくれた」「私も今は学長という職にあるが、誰に対しても低姿勢でフラットに接したい」という文で結ばれています。

サコさんのように、多くの米山奨学生はカウンセラーやロータリアンの振る舞いから学びます。
コロナ禍が落ち着き、この事業の真髄である交流が各地で再開されることを願わずにはいられません。


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