実施日 | 2023年06月24日 |
前半では各クラブ会長から今年度の活動報告と地区RA代表の活動報告、後半は各RAC会長エレクトと地区RA代表エレクトの活動方針発表がありました。
4,5年前までは地区行事であるにも関わらず、全てのクラブの出席が揃ったり、全てのクラブの発表・報告等の提出物が揃ったりする事は大変稀でした。
この地区協議会もそうで、そもそも出欠連絡が無い、報告する事が無い・発表が無い、提出物も無い、次年度の会長が決まっていないという事が過去に多々ありました。
2016-2017年、友好地区からの移籍会員と、地区の中でもまだ基盤を保っていたクラブ主導による地区内3RAC(静岡・静岡北・島田)からの地区改革、2016-2017年はそれらを5RAC(甲府南・浜松)に拡大、2018-2019年からは地区からクラブに重点を移行し、そして2019-20年からはやっと地区とクラブに実績や共通認識等の基盤とが出来、今のような運営が出来るようになりました。
しかし、今ではこれらはこんなに遠回りしなければいけなかったのか疑問に思います。
RACのすぐ近くにはお手本となり助けていただける提唱RCが居るからです。
近年、ローターアクターも地区RA委員会への出向やロータリーの地区研修・協議会への出席を求められる為、次年度の事を決める時期がどんどん早まっています。
本協議会はまだRACに年齢による卒会があった際に卒会式も行っていた事から6月に開催していましたが、卒会式を開催しなくなった今、冒頭で述べた開催内容をこの時期に行うのは遅いという意見が出ています。
次年度はまずは地区協議会を開催する意味、内容、時期を吟味して取り組んでいくようです。
各クラブもRCと同じ時期に同じ事をやっていくようにしたらスムーズに運営出来そうです。
RIはRACにRCと同じになれとは言ってはいませんが、同じような事をしている仲間として教えていただける事は、ローターアクトの地区を介さなくても一番近くに居る提唱RCから指導を受けるのが最速でクラブ・地区の底上げに繋がっていくと考えます。
最後に、地区RA代表より「皆さんはRACを辞めたいと思った事はありますか?私はあります。」という話がありました。
「私はロータリアンの上司からの命令で入会した企業派遣のローターアクター。
事前に説明も無くモチベーションがゼロ、寧ろマイナスからのスタート。
その時はクラブ内はまっさらな状態で何も分からなかった。
近くに教えてくれる人も居なかった。
2020年8月に流石に辞めたくなって提唱RC事務局に連絡をした。
入会を指示してきた上司は既に提唱RCにはおらず、私がRACに所属し続ける義理は無かった。
だが、ここ(地区RA代表)まで来た。何かあっても乗り越えられる事もある。
RACに入会したからには、自分の時間を使うのであれば楽しんで欲しいと今は思っている(因みに事務局からのメールの返信はいつまで経っても無かった)。」
入れ替えの激しいRACは引継ぎ方法の確立が不可欠です。
以前、あるクラブは、それまで活動的だった会員達が年齢によりごっそり退会するという事がありました。
その際クラブの全てを入れたUSBを残し、残る会員に託しましたがそれを失くしてしまい、その状態のクラブに入会させられた新会員達がゼロベースからのスタートで大変な思いをしたという話を聞きました。
そんな事があると、前述した地区RA代表の様な思いをする事は必至です。
そうならない為に私達が出来る事はなんでしょうか。
RCとRACの異なる点として「色々な会員が入会してくる」という事が挙げられます。
RACは殆どのクラブで入会条件がありません(orあってないようなもの)。
既にある程度の人生経験があって成功してきた人達の集まりではありません。
成長中で伸び代だらけの様々な層から、様々な年齢で、様々な背景で、様々な考えを持つ、様々な状態で入会してきた会員を、どうやってローターアクターにするのでしょうか・なるのでしょうか・なってもらうのでしょうか。
そして、それは誰がやるのでしょうか。
「入会して様々な活動をしている内にローターアクターに成る事が出来る」のが理想ですが、現状求められているスピードには間に合いません。
だから、奉仕活動や例会等の他に「育成」「引継ぎ」の項目が必要なんだと思います。
「誰かがやるやつ」「残った人がやるやつ」「入会してきた人が自分で頑張ってやるやつ」ではなく、クラブ内の活動の項目として用意し、他のものと同じくらい大々的にやる必要性があると感じます。
今日は地区協議会の中で何度も「持続可能な」という言葉が出てきました。
個人的な1つの指標として、通常5年毎にやる周年事業の「5年間報告」が出来ない状態であるのは危ないというのがあります。
当地区ローターアクターは5年以上在籍する人は多くありません。人が変わってもどんな事があっても運営が出来て過去の事が分かるようになっている状態にあるべきです。その為には何をすれば良いのでしょうか。
今年度、初めてローターアクターとして地区の委員会の委員長(共同)を務めさせていただきました。
何か特別な事が出来た訳ではありませんが、本協議会も含め、全ての提唱RCと全てのRACに地区内の様子を見ていただき、交流していただき、意見交換をしていただく事が出来、本日の懇親会で「今度そっちのクラブの例会に出席させて!」という声が飛び交っていた事が、1つ、成果として記録に残す事を許していただけると思います。
次年度からは地区RA代表が委員長(共同)を務めます。よりスムーズな運営になると思いますが、それには地区内の皆様方の関心が必要です。
是非とも見守っていただき、ご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願いいたします。